連日、サッカー日本代表監督のハリルホジッチ監督が解任と騒がれている。
ロシアワールドカップまでおよそ2か月という所での解任は、ベストなタイミングなのだろうか。そう思うのは日本サッカー協会だけだ。

ワールドカップ出場を決めたのはハリル監督と、選手が一丸となったから出た結果だ。
ワールドカップまでおよそ2か月で監督の交代をしたからと言って、いい成績が納められるとは誰一人思っていないだろう。
このタイミングで監督を変える理由はただ一つ。
協会の『日本らしいサッカー』が大いに関係している。

協会が考える『日本らしいサッカーとは』
組織的に相手を崩すことなのか、一目置かれている選手が代表にいないのはおかしいという事なのか。ハリル監督の、前への戦略は今の日本代表の組織プレーが在ってこそ成り立つものだと考えたのだと思う。
選手選考をするにあたって、人材を試すというのは常套手段。
ワールドカップが決定してから、ハリル監督はいろんな選手を試合で試しているのは目に見えてわかる。

協会が求めるのは、試合で結果を出すこと。
これが、理由ならワールドカップ出場を決めたハリルジャパンをどう評価したのか?疑問に思う所である。選手と監督が上手くいっていないというのはチーム内の話であって、協会は全く関係がないのだ。
協会へ助け船を求める選手は、ハリル監督の思う前への動きができていないからである。
全てが、ハリル監督の責任と言ってしまった協会は、監督が変わったからと言って結果が残せると思っているのだろうか?
協会の言い分を見ていると、『日本代表に本田、香川、岡崎がいないのはおかしい』というようにしかみえてこない。

日本らしいサッカーを求めるなら、最初から日本で監督を探せばよかっただけの話。
日本代表には無いプレーを求めて、海外から監督を呼んでいるのではなかったのだろうか。

サッカー協会の横暴な解任には、私は同感できない。
日本のサッカーをもっとレベルの高いチームへ持っていくのであれば、経験の高い監督にお願いする方法しかないと考える。