FIFAワールドカップアジア最終予選日本vsバーレーン戦

2024/9/11にFIFAワールドカップアジア最終予選、日本vsバーレーン戦がバーレーン・ナショナル・スタジアムで行われました。

今回はアウェーでの戦いとなります。

サッカー日本代表は中国戦と同じような実力で勝利できるかどうかが注目です。

今回はアウェーで日本が戦ったバーレーンとの一戦を、独自に解説した内容をお届けします。

バーレーンと相性の良い日本代表の成績

2024年7月時点でFIFAランキングは日本が18位でバーレーンが80位です。

これまでの対戦成績(国際Aマッチ)からすると日本の9勝0分2敗で、単純計算すると勝率は8割を超えます。

直近のアジアカップで日本はバーレーンを3-1で下しているため、その意味では日本に分があります。

実際の試合結果を簡単に紹介

アウェーで行うFIFAワールドカップアジア最終予選のバーレーン戦は中国戦から1人交代させる形で久保建英に代わって鎌田大地がスタメン起用されました。

フォーメーションは3-4-2-1と変わらず、メンバーだけを入れ替えました。

前半が始まると、一進一退の攻防となります。

日本は序盤から相手ゴールに攻め入りシュートを放つも、パスがつながらず得点に結びつきません。

ただ、前半8分に左サイドから三笘選手が右足で敵陣PA中央へクロスを入れ、堂安選手が滑りながら合わせるも、シュートは左ポストを直撃し、跳ね返ったボールは相手GKに取られてしまいゴールならず…。

その後はバーレーンに攻められる展開が続くも、味方DFとGKが好守備を見せ、相手に得点を許しません。

前半18分に右サイドにいた堂安選手がPA右側にパスを出し、走り込んだ南野選手がシュートを放つも、相手GKに止められ得点ならず…。

バーレーンも反撃を試みますが、有効打とはならず得点に結びつきません。

両者の均衡が破れるきっかけとなった前半33分、遠藤選手が敵陣PA右側にスルーパスを送り、走り込んできた鎌田選手の折り返しが相手選手のハンドを誘い、PKを獲得。

一度VAR判定が出て時間がかかりましたが、結果は覆りません。

キッカーは上田選手ですが、何者かによるレーザー照射により妨害されるも、右足でゴール左側に決め、日本が先制点を挙げました。

その後はバーレーンが攻める展開となりましたが、味方DFの好守備でゴールを許しません。

前半が終了するまで日本は攻め続けましたが、追加得点とはならず、前半が終了し、日本は1-0で折り返します。

後半開始早々に堂安選手に代わり、伊東選手が投入されました。

すると後半2分に鎌田選手が相手PA右側にパスを送り、反応した伊東選手がワンタッチで折り返すと、ボールを受けた上田選手が右足でシュートしゴール左ポストに当たるも、そのまま決まり、日本は追加得点を挙げました。

追加得点を挙げた日本は、勢いに乗り、徐々に主導権を握り始めます。

攻撃陣が次々とバーレーンゴールに襲い掛かり、更なる追加点を得ようと攻勢を強めます。

バーレーンは防戦一方で攻勢に出る隙がありません。

そして後半16分には、守田選手が上田選手に縦パスを送って、そのまま敵陣PA左側に走り込み右足でゴール右に流し込んで3点目を挙げました。

さらに後半18分に、鎌田選手のスルーパスから三笘選手へパスが渡り、敵陣PA左側から中央へパスを出し、反応した守田選手が左足で蹴り込んでゴール!

日本はこの時点で4点目を獲得し、勝利を盤石なものとしました。

その後は日本とバーレーンがそれぞれ選手交代を行い、日本は更なる追加点を求めてバーレーンに迫ります。

後半35分に久保選手のパスを受けた中村選手が敵陣PA左側から仕掛け、左足でシュートを放つもGKに当たってしまい、ボールが浮いてしまいましたが、それを小川選手がカバーしてヘディングで押し込み、ダメ押しの5点目を挙げました。

日本が5点目を決め、残り時間を加味しても勝てないと踏んだバーレーンサポーターの一部は会場をあとにする姿が目立ち、試合が終わるまで日本の攻勢が続いたのです。

試合は終了し日本は5-0でバーレーンに勝利しました。

試合の勝利を決定づけたポイント

結論から言えば、前半で日本がPKをしっかりと決め先制点を挙げたことが勝利を引き寄せた要因です。

PKのキッカーは上田選手で、蹴る直前まで上田選手に緑色のレーザーが照射され、PKを外すように妨害された点は、日本からすればとても看過できません。

それにもかかわらずしっかりと決めたことで、バーレーンは追う展開となり、後半の日本のゴールラッシュにもつながりました。

個人的にはレーザー照射は許せず、万が一PKを外してしまったら、最悪の場合だと引き分けという可能性も考えられます。

日本サッカー協会は、FIFAにこの問題について提起を行い、次にホームで行うバーレーンサポーターの入場禁止など強い措置を講じるといった対策をしなければ、多くのサッカーファンは納得しないことでしょう。

PKが決まるかそうでないかで試合展開が変わってしまうのはよくあることで、今回は妨害に屈せず無事にPKを決めた上田選手を褒めたたえるべきです。

まとめ

日本はバーレーンに5-0で勝利しました。

勝ち点3を獲得したものの、バーレーンサポーターの妨害にあっても、5得点を挙げたのは実力と言っても過言ではありません。

次の相手はサウジアラビアです。

同じパフォーマンスで実力を出せれば勝てる相手ですが、アウェーで戦うため日本は「中東の笛」と相手サポーターの動向によって実力を発揮できるかは微妙なところかもしれません。

次の試合の内容に注目です。