ハリル監督の進退がかかった3戦目は宿敵イラク。
スタメン起用はFW岡崎、原口、本田、MF清武、柏木、長谷部、
DF酒井高、酒井宏、森重、吉田、GK西川。
この試合で注目すべき点は、トップ下に香川選手を起用していないという事。
トップ下と言えば香川選手か本田選手というのが
日本のお決まりパターンだったような気がしますが
ハリル監督は清武選手を起用してきました。
結果から言えば、清武選手の起用は大成功に思えます。
前半から清武選手は攻める試合、周りにボールを出す起点となる試合をしていました。
前半は日本代表は攻める試合をしていて観る側は楽しめる試合をしてくれました。
1点目、やはり起点となったのは清武選手。
中盤でボールをカットし、サイドの本田選手へ更には本田選手の外を回りクロスを入れて
原口選手のオシャレなゴールで日本先制。
最近の試合だと大体相手チームに先制されて日本が追うという立場にありましたが
久しぶりに日本の先制で試合が楽に進められる試合となりました。
後半はイラクが試合直後から攻める姿勢を出してきました。
イラクもすでに2敗している状態なのでこの試合は負けられない試合となり、
前からボールを取りに来る試合をしました。
その結果得意のセットプレーから同点ゴール。
失点理由はマークの確認を怠っていた事、ボールウォッチャーになっていた事。
相手選手に体をぶつけきれていなかった事が失点を招いたとおもいます。
負けられない試合とわかっていますが、実況も何でもかんでもファールだ、
ファールだと言いますけど審判は意外に日本に有利な判定をしてくれていたと思います。
日本の選手は審判とやり取りするのが上手いので、その分判定もゆるくなっていたと思います。
やはり後半は中東特有の時間稼ぎが上手くて腹が立ちます。
ちょっとここら辺は主審も少し厳しくしてもいいんじゃなかなと思います。
ロスタイムの山口選手の華麗なボレーシュートで決勝点となり、
2-1で日本の勝利となりました。
イラク戦キープレーヤーはやはり清武選手でした。
攻守にわたりチャンスをしっかり作れていたのはやっぱりすごいと思います。
香川選手とのポジション争いもこれから楽しみです。
影のMVPは19番酒井宏選手。ロスタイムの山口選手のボレーシュートをジャンプで避けて
上手くキーパーとボールとの間に入りシュートコースを見せないポジション取りが流石でした。
たまたまかもしれませんが、狙っていたなら誰も真似できません。
次回は強敵オーストラリア。
勝ち点を取るのはもちろん観る側にもイラク戦以上の楽しみな試合を期待します。