日本代表を指揮したトルシエ元監督率いるベトナム!白熱の試合結果

2024/1/14にサッカーアジアカップ日本vsベトナム戦がカタールのドーハにあるアル・トゥマーマ・スタジアムで行われました。
日本代表はアジアカップで3大会ぶりの優勝を目指し、国際Aマッチの試合でたくさん勝利してきました。
アジアカップで優勝して、2026年に開かれるワールドカップに弾みをつける意味合いもあり、アジア圏内でワールドカップを賭けた試合となるため、勝つことが重要です。

今回はアジアカップ初戦のベトナム戦に勝つことができたのか、さまざまな視点から独自に分析したものをお届けする内容とします。

 これまでのベトナムとの対戦成績と相手のFIFAランキング

日本vsベトナムの国際Aマッチ試合における対戦成績は31分で日本はベトナムに対して敗れたことはありません。FIFAランキング(202312月現在)では日本のランキングは17位であることに対し、ベトナムは94位と格下です。対戦成績だけみると、日本はベトナムに対して相性がよく、負ける可能性は低いですが、過去に1-0のように辛勝した経験もあるため、決して油断はできません。

実際の試合結果を簡単に紹介

日本は国際Aマッチの試合で9連勝を果たし、直前の試合ではタイ代表を50で圧倒するほど決定力を見せつけたうえでアジアカップに臨みます。スタメンにはキャプテンの遠藤選手をはじめ、直近の試合で5連続ゴールを挙げた中村選手などが先発出場しますが、三苫選手はコンディション面で先発出場は見送られました。

アジアカップの初戦ベトナムとの試合が始まりました。

前半11分、CKから伊東選手が右足で中央へクロスを送ると、板倉選手に当たり、こぼれ球に反応した菅原選手が右足でシュートして、相手にブロックされましたが、こぼれ球に反応した南野選手が右足で蹴り込んでゴール!

日本が先制点を挙げました。

ただ、ベトナムも負けてはいません。前半16分にベトナムのCKからベトナムの選手が頭で合わせ、吸い込まれるかのようにゴールネットへボールが入ってしまい、日本は同点に追いつかれてしまいました。追い付かれた日本は前半の中盤で相手陣内に攻め込むも、相手GKDFに阻まれ得点できずにいました。

前半33分、ベトナムのFKからセットプレーで日本ゴールを脅かし、一度はGKの鈴木が防ぐもボールはこぼれ、こぼれ球をベトナムの選手に決められ、逆転を許してしまったのです。
ベトナムに逆転を許した日本は前半終盤に猛攻に出ます。前半44分に守田選手からボールを受けた遠藤選手が股抜きパスで南野選手へとつなぎ、南野選手が右足で相手DFの股を抜くシュートを放ちゴール右隅に決めて同点弾を挙げました。
そして前半アディショナルタイム中に、南野選手からパスを受けた中村選手が相手DFの頭上を越えるシュートを放ち日本に3点目が入り逆転に成功したのです。

前半は日本が3-2とリードを迎えて、後半に入ります。

後半開始早々に日本は細谷選手を下げ、上田選手と交代しました。
1点差とはいえ、ベトナムにゴールを決められている日本は守田選手や伊東選手などが起点となってベトナム陣内にボールを送り込み攻め込むも、相手GKにキャッチされたり、シュートがゴールの枠から外れたりしてなかなか追加の1点が遠い展開に…。

後半18分に中村選手に代わって堂安選手がピッチ上に送り込まれました。攻め手を欠いたのかベトナム陣営は2人交代させるも、日本の勢いを止めることはできず、後半24分に南野選手がペナルティーエリア中央から強烈なシュートを放つも、相手GK正面で受け止められてしまい追加点とはならず…。

追加点が欲しい日本は後半32分に守田選手と菅原選手を交代させ、佐野選手と毎熊選手を投入し、後半39分には南野選手に代えて久保選手を投入し、攻勢にでました。
後半40分にペナルティーエリア中央にいた久保選手はボールを受けて、相手を引き付けつつ、上田選手につなぎ、上田選手が右足でシュートを打ち、ダメ押しとなるゴールが生まれたのです。

後半アディショナルタイムに入っても日本は攻め続け、結果的に日本は4-2でベトナムを下しました。

あわや敗戦の危機から逆転勝利できたターニングポイントとは

前半33分にベトナムに逆転され日本は1-2と劣勢に追い込まれてしまいました。
ベトナムのDF陣が奮戦した影響もあり、なかなか逆転の機会が生まれていなかったわけです。
ただ、前半44分に南野選手が同点ゴールを決めてから潮目が変わりました。

ベトナムは慌てたのか思ったようなプレイができず、前半のアディショナルタイム中に日本が逆転に成功したことが、後半開始のモチベーションに変化があったことでしょう。

仮に日本が前半終了までベトナムに逆転、あるいは同点に追いつけなかった場合、ベトナムは後半からはより堅い守備態勢を維持しつつ、カウンターで得点を狙う戦術を取っていた可能性が高く、日本は容易にベトナムから1点を取るのは難しかったと思われます。アディショナルタイムを含めた前半終了間際に日本が得点できたことが試合を左右する大きなターニングポイントとなったと言わざるを得ないでしょう。

まとめ

日本はベトナムに4-2で勝利しました。
途中でヒヤヒヤする場面があったものの、日本の決定力が突破口となり勝利できたかっこうです。
グループリーグ突破に王手をかけ、次のイラク戦で勝利できれば、グループリーグ突破は確定します。