2024/11/15にFIFAワールドカップアジア最終予選、日本vsインドネシア戦がゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われました。
インドネシアは格下の相手ですが、アウェーで試合が行われるため油断はできません。
勝ち点3を手に入れる絶好の機会であることに変わりはないため、できれば引き分けに持ち込ませたくないところです。
今回はどんな試合展開となったのか独自に解説した内容でお届けします。
サッカー日本代表はインドネシアと相性が良い!
2024年10月時点でFIFAランキングは日本が15位でインドネシアが130位です。
これまでの対戦成績(国際Aマッチ)からすると日本の11勝2分6敗と勝ち越しています。
さらに、直近2試合では2連勝中で、1981年の国際親善試合から一度も負けていないので、成績上はアウェーでも問題ありません。
ただ、アウェーの試合では何が起こるかわからないため油断は禁物です。
アウェーでも変わらなかった日本代表の決定力と試合展開について
フォーメーションは引き続き3-4-2-1と変わりませんが、先発メンバーの中では欠場する上田選手の代わりに小川選手が入り、冨安選手や谷口選手などもケガで欠場する代わりに、新たに橋岡選手がDFとして最終ラインのCBに起用されました。
前半が始まると、序盤から日本が主導権を握る形で試合が展開されます。
堂安選手や三苫選手などがパスを送り敵陣内へクロスを上げるも、味方とうまく合わずなかなか決定機が生まれません。
ただ、前半8分に動きがあり、味方が敵陣へパスを送り反応した三苫選手がバックパスでつなぎ、反応した鎌田選手がシュートを放つも相手にブロックされてしまいゴールならず…。
逆にインドネシア側のカウンターを受けてしまい、自陣のPAまで攻め込まれてしまうも、GK鈴木選手が1対1で何とか対応し、相手にゴールを与えることなくピンチをしのぎました。
ピンチをしのいだ日本代表は、その後もインドネシアからゴールを奪うために襲い掛かります。
前半も中盤に差し掛かりますが、堂安選手や三苫選手などを中心に敵陣内へ攻め込みゴールを狙うも、なかなか得点に結びつきません。
粘り強く攻め続けた結果、その時は訪れました。
前半34分に町田選手が敵陣PA手前左から中央へパスし、守田選手が触ったボールが鎌田選手へつながると、鎌田選手は相手選手をかわし、GKを引き付けながら折り返すと、小川選手の手前で対応を試みた相手選手のオウンゴールを誘い、日本が先制点を挙げました。
さらに前半39分には鎌田選手が敵陣左サイドへ駆け上がる三笘選手にスルーパスを通し敵陣PA左に入った三笘選手が右足で敵陣PA中央へ送ると、そこに飛び込んだ南野選手が左足で低めにシュートを放ち、ゴールポスト左に当たるも、そのまま決まってゴール!
日本代表に2点目が入り、大きくリードしました。
前半アディショナルタイムを消化し、前半が終了して日本は2-0で折り返します。
後半開始早々に南野選手に代わり、前田選手が投入されました。
すると後半4分に相手GKのキックパスをカットする形で守田選手が敵陣PAまでボールを運び右足でシュートしてゴール左隅に決まりゴール!
これで日本代表は3点目を獲得し、大いに有利な状況となりました。
流れを変えたいインドネシア代表はコーナーキックやフリーキックのチャンスを得るも、日本代表のDF陣の活躍や相手選手同士の呼吸が合わず、得点には結びつきません。
後半が中盤に差し掛かる頃には、堂安選手と三苫選手を替えて菅原選手と伊東選手が入りました。
森保監督の采配が当たる形で後半23分に、右サイドから菅原選手が伊東選手とのパス交換を行い、そこから敵陣PA右に抜け出し、角度のないところからゴールライン際に右足でシュートを放ち、相手GKやDF陣がいるにもかかわらず、そのままゴール!
日本代表に試合を決定づけるダメ押しの4点目が入りました。
絶体絶命にピンチに追い込まれたインドネシア代表は、後半が終了するにつれ交代枠をすべて使い、何とか日本代表から1点でももぎ取ろうと奮闘します。
日本代表も交代枠を使って対処し、インドネシア代表の攻勢を防ぎつつ、さらに得点を積み重ねようと攻め続けます。
後半アディショナルタイムに入っても両者得点の動きなく試合が終了し、日本は4-0でサウジアラビアに勝利しました。
インドネシアに勝利したターニングポイントとは
結論から言えば、前半8分に一瞬の隙をつかれてインドネシア代表のカウンターに遭いながらも、インドネシア代表に得点を許さなかったことが大きな要因です。
もしあの場面で日本代表がインドネシア代表にゴールを許していれば、1-0とビハインドで迎えることとなるため、違う試合展開になっていたことが予想されます。
インドネシア代表は1点でも取ったなら、交代枠を使って守備層を厚くし、日本代表に最悪1点でも取れれても、引き分けに持ち込めばそれでも良いと考えていた節があるかもしれません。
勝利できた要因は相手のオウンゴールであれ、先制点を取れたことが大きいでしょう。
まとめ
日本はインドネシアに4-0で勝利しました。
アウェーで勝利できたことで、サッカー日本代表の実力は健在であることを証明したかっこうです。
次戦の中国戦はアウェーで行われますが、勝利できればワールドカップ本戦への出場に王手がかかるので重要な一戦となるでしょう。